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本庶佑特別教授「私はとても幸運だった」

2018年12月8日 8:53

ノーベル生理学・医学賞の授賞式を週明けに控えた京都大学の本庶佑特別教授が7日、記念講演を行い、「私はとても幸運だった」と何度も繰り返した。

本庶特別教授「PD-1(タンパク質)を発見できたのはとても幸運でした。私はずっと幸運だったんです」

講演は「獲得免疫の驚くべき幸運」と題されたもので、これまでの研究に関わった一人一人の恩師や同僚の名前を挙げながら「私は幸運だった」と何度も繰り返した。また、子供のころは宇宙飛行士に憧れたものの母親からもらった野口英世の伝記を読んで医学を志すようになったというエピソードも紹介した。

講演が終了すると会場は長いスタンディングオベーションに包まれた。

講演を聞いた人「彼はとても刺激的で目を見張るような講演でした」
日本の大学院生「自分も礎になるような研究ができたらと強く思いました」

本庶特別教授は8日、記念コンサートを楽しむ予定となっている。