米海軍 露ウラジオ沖で「航行の自由作戦」
アメリカ海軍は5日、ロシア極東・ウラジオストク沖のロシアが主権を主張する海域で、「航行の自由作戦」を行った。両国の関係がさらに悪化する恐れもある。
アメリカ海軍の太平洋艦隊によると、ミサイル駆逐艦1隻がロシア極東・ウラジオストク沖のピョートル大帝湾付近で「航行の自由作戦」を行ったという。
このピョートル大帝湾についてロシアは完全に主権の及ぶ海域だと主張しているが、アメリカや日本は認めていない。CNNはこの海域での作戦実施は初めてのことだと伝えている。
米露をめぐってはクリミア近海でのウクライナ艦船のだ捕やINF(=中距離核ミサイル)全廃条約の破棄問題で対立しており、関係がさらに悪化する恐れもある。