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「新元号」来年4月1日以降に公表へ

2018年12月5日 10:58

政府は、来年5月の改元に向けて、「平成」に変わる新しい元号を、4月1日以降に公表する方針であることが明らかになった。

政府内では、これまで新たな元号への移行にともなう官公庁などのシステム改修を円滑に行うためには、1か月程度が必要だとして、元号が変わる5月1日よりも前の新元号の発表が検討されてきた。

一方、自民党内の保守派などは、新元号の政令は新しい天皇のもとで公布すべきとして、5月1日の皇太子さまの即位後の発表を主張していた。

こうしたことを検討した結果、政府は新元号を4月1日以降に公表する方針であることが明らかになった。また、4月10日には、天皇陛下の即位30年を祝い、感謝する式典が開かれる予定だが、政府関係者によると、その式典が終わった後に新元号を公表した場合でもシステムへの影響が大きくないということで、4月11日以降の公表も視野に入れているという。

国民生活に支障が生じないよう事前に公表することは堅持する考えで、新元号の公表時期については、臨時国会が終わった今月中旬以降に判断する方針。