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パリ騒然 大規模デモで一部が暴徒化

2018年12月2日 0:58

フランスで1日、燃料税引き上げに抗議する大規模なデモが再び行われた。デモ隊の一部は暴徒化し、パリ中心部の凱旋門周辺は騒然とした状態になった。

デモは、ガソリン価格が高止まりする中、政府が発表した燃料税の引き上げに抗議するもの。観光名所の凱旋門やシャンゼリゼ通りなど、パリ中心部ではデモ隊の一部が車に放火するなど暴徒化する一方、治安部隊が催涙弾で鎮圧にあたるなど騒然とした状態になった。

政府の発表によると、パリでは約5000人がデモに参加し、10人がケガ、122人が拘束された。

デモは先月から毎週末行われているが、マクロン大統領は燃料の増税を撤回しない方針で、事態が沈静化する見通しはたっていない。