米軍、西沙諸島周辺で「航行の自由作戦」
アメリカ軍は、中国が実効支配する南シナ海の西沙諸島周辺で、艦船を航行させる「航行の自由作戦」を今月26日に行ったと発表した。
アメリカ海軍の当局者によると、26日、ミサイル巡洋艦が南シナ海の西沙諸島周辺で「航行の自由作戦」を行った。中国が領海と主張する12カイリ内を航行したという。
当局者は、「海洋での過度な主張に対抗し、国際法で認められた海域の自由を守るというアメリカの関与を示すものだ」と強調。「今後も継続する」とコメントしている。
アルゼンチンのG20首脳会議の場で行われる米中首脳会談を前に、アメリカとしての姿勢を誇示し、中国をけん制する狙いがあるとみられる。