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NYダウ 米中首脳会談を前に様子見ムード

2018年11月30日 8:35

29日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、米中首脳会談を前に様子見ムードが広がる中、前の日大幅に上げた事を受け、利益確定の売りが広がるなどし、ダウ平均は27ドルあまり値を下げて取引を終えた。

29日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比27ドル59セント安の2万5338ドル84セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も18.51ポイント下げて7273.08で取引を終えている。

この日は前の日大幅に上げた反動で、取引開始直後は利益確定の売り注文が広がった。一方で、原油先物価格が反発した事や午後にFOMC(=連邦公開市場委員会)の議事録が公開され、来年以降の利上げペースが鈍くなるとの見方が広がった事が好材料となった。

市場関係者は「G20の場で注目の米中首脳会談の貿易協議が近づく中、様子見ムードが広がり全体として薄い取引となった」と話している。