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生まれた双子は健康~“ゲノム編集”研究者

2018年11月28日 21:40

ゲノム編集技術を使ってヒトの受精卵の遺伝子を書き換え、世界で初めて双子を誕生させたとする中国の研究者が、28日に香港で行われた国際学会で「生まれた双子は健康だ」と研究成果を発表した。

中国・南方科技大学の賀建奎准教授は、エイズに感染している男性とパートナーの女性の受精卵をゲノム編集で操作し、エイズに感染しにくい性質を持った双子を誕生させたとインターネット上の動画サイトで公表していた。

これに対して、世界中の科学者らから倫理的に問題だなどと批判の声が上がる中、賀准教授は28日、香港で開かれた国際学会に出席し改めて研究成果を発表した。

賀建奎准教授「ルルとナナ(双子)は正常に生まれ、健康だ」

会場からは、双子に関する質問が相次いだが、詳細は明らかにされなかった。

賀准教授「今回の結果を誇りに思っている」

賀准教授は今回の研究について「助けを必要とする人々を救うために必要な技術だ」とした上で、親が望む性質を持ついわゆる「デザイナーベビー」などへの応用には反対だとの考えを示した。

中国当局は、「事実関係を確認した上で法と規定に基づき厳しく対処する」としている。