アメリカ大統領選挙でのいわゆるロシア疑惑で、イギリスメディアは２７日、トランプ大統領の元側近が、内部告発サイト「ウィキリークス」創設者のアサンジ氏と密会していたと報じた。

イギリスの新聞「ガーディアン」によると、大統領選でトランプ陣営の選対本部長だったマナフォート被告は２０１６年の春、ロンドンのエクアドル大使館に滞在を続けるアサンジ氏と密会したという。
この数か月後、内部告発サイト「ウィキリークス」はロシア当局者がハッキングによって得たクリントン氏陣営のメールや文書を公開していて、大統領選の行方に影響を与えたとされている。

また、密会は２０１３年と２０１５年にも行われ、いわゆる「ロシア疑惑」の捜査を進めるアメリカの検察当局が関心を示す可能性があるとしている。

マナフォート被告は、ロシア疑惑について司法取引に応じることを表明しているが、アサンジ氏との面会については否定しているという。