アメリカのトランプ政権は２７日、アルゼンチンで３０日から開かれるＧ２０首脳会議に合わせて、中国の習近平国家主席と会談することを正式に発表した。焦点の貿易問題で進展がはかれるかは不透明。

トランプ大統領と習近平国家主席は、夕食を共にしながら会談し、アメリカ・メディアは１日に行われると伝えている。焦点は双方が高い関税を発動しあう貿易戦争に歯止めがかかるかどうかだが、会見した国家経済会議のクドロー委員長は、大統領が協議の進展に強い期待感を示していると指摘した。

国家経済会議・クドロー委員長「トランプ大統領は合意できる可能性が高いと考えている」

その一方で大統領は、協議が不調に終わればさらなる報復関税を課すとけん制しており、実際に進展がはかられるかは不透明。

一方、トランプ大統領は現地で安倍首相らと会談することも発表されたが、サウジアラビアのムハンマド皇太子との会談は予定されていないという。