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NYダウ 世界景気の減速懸念根強く続落

2018年11月22日 8:01

21日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は大きく反発する局面もあったが、世界景気の減速懸念は根強く、ダウ平均はわずかに値を下げて取引を終えている。

21日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比95セント安の2万4464ドル69セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は63.43ポイント上げて、6972.25で取引を終えている。

この日は前の日までの2日間に大きく売られた反動で、主力のハイテク株を中心に買い戻す動きが出てダウ平均は一時約200ドル上昇した。しかし、米中貿易摩擦の先行きが不透明であることや世界景気の減速懸念が根強いことで引けにかけて売られる展開となった。

また、感謝祭の祝日前ということもあって持ち高を手じまう売りも出て、ダウ平均は3日続落した。

市場関係者は「休み明けも米中貿易摩擦や世界景気の先行きを注目する展開になる」と話している。