若者に人気「3億円事件ツアー」を乗車体験
50年前に起きた日本の犯罪史上最大級のミステリーといわれる「3億円事件」。その現場をめぐるタクシーツアーが若者に人気です。
3億円事件は1968年に東京・府中市で発生。偽の白バイ隊員が、3億円が入った現金輸送車を奪うという日本の犯罪史上、最大級の未解決事件です。事件発生から50年。この事件の足取りを追った、タクシー会社のサービスが話題です。
偽の白バイも再現。黒いバイクを白く塗装した、ツアー用のバイク。そして、犯人役まで用意。どんなツアーなのでしょうか?ドライバーが事件を説明しながらツアーが進みます。
ドライバー「3億円事件は…」「緑のカローラに乗って走っていたそうです。どの道を通ってお金を輸送するのか、犯人は見極める必要があったのです」
現金輸送車が強奪された現場につくと―
ドライバー「ちらっと写っているの、これ歩道橋です。あの歩道橋は50年前のままです」
当時の面影をドライバーが説明してくれます。この日は雨の中を走りましたが、事件当時も大雨でした。
ドライバー「当時の車の性能で、狭い道を走るのは、相当大変だったと思います」
舗装されていない悪路、細い裏路地。犯人は奪った輸送車を猛スピードで走らせたとみられています。
ドライバー「ここですね。この先で」
現金輸送車が乗り捨てられていた現場。当時の状況をドライバーが説明。すると、ここで偽の白バイ隊員が登場します。
「(すみません、犯人ですか?)はい!」
偽の白バイと一緒に、この場所では記念写真を撮ることができます。3億円タクシーツアーは、普段タクシーを利用しない、若い世代に人気だといいます。
「若いお客様からの(普段の)利用率があまりなくて、もっと乗りたいと思っていただけるようなものを考えています」(三和交通 広報 和田茉璃奈さん)
【the SOCIAL viewより】