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慶大T 「子宮移植」実施へ研究計画を提出

2018年11月8日 7:46
慶大T 「子宮移植」実施へ研究計画を提出

「子宮」が生まれつきない女性らの妊娠・出産を可能とする国内初の「子宮移植」に向けて、慶応大学のチームが研究計画を関連学会に提出した。

慶応大学は、「子宮」がない女性が出産できるようにするため、第三者の子宮を移植する研究を続けていて、サルの実験では妊娠に成功している。

慶応大学は7日、日本産科婦人科学会と日本移植学会に対して、「子宮移植」の研究計画を提出し見解を求めた。計画では、子宮が生まれつきない「ロキタンスキー症候群」の女性5人を対象とし、母親などの親族から子宮の提供を受けるとしている。

産科婦人科学会は、今後、移植学会と合同検討会を立ち上げ、見解を出す予定。

慶応大学によると、世界では「子宮移植」ですでに13人の赤ちゃんが誕生していて、国内でも実施に向けて動き始めた形。