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取っ組み合いも「戦国時代の合戦」ガチ再現

2018年11月7日 15:45
取っ組み合いも「戦国時代の合戦」ガチ再現

火縄銃をうち込み、弓矢が上空を飛び交う――鎧(よろい)武者たちがガチで戦う「ガチ甲冑(かっちゅう)合戦」です。

参加者は約100人。戦国時代の戦いに参加できる珍しい催しとあって、毎回2倍をこえる応募がある人気ぶりです。海外からの参加者も多く、全体の約3割が外国人です。今回は戦国時代の“川中島の戦い”をイメージ。甲冑を着て、二手に分かれます。主催者の横山さんは、海外でも武術を指導する総師範です。

横山さん「戦国時代は謎に包まれている部分が多いので、それを解明したい」

黒い鎧が、攻め手の上杉軍50人。赤い鎧の武田軍は砦(とりで)の中にいます。攻め手と同数の50人が防備して、立て籠もる設定。総大将の武田信玄を守備します。

決戦の火ぶたが切られます。銃や矢を放ったあと、攻め手の槍(やり)隊が横一列の陣形で相手の砦に突撃。激しい肉弾戦が始まりました。防御の盾を倒していきます。槍は突くだけでなくたたいてダメージを与えます。侵入させまいと必死で守る武田軍。上杉軍は、何度か突撃を繰り返し、真ん中に兵力を集中させる作戦に出ます。激しい攻防の末、砦の中央が破壊されました。

総大将を倒すなど、決定的な勝敗がつかない場合は、精鋭の武将による一騎打ちで決着をつけます。刃物を鎧のすき間にすべりこませたり、鎧の上から大きなダメージを与えたりして、致命傷を負わせた方が勝ちです。

槍を持った鎧武者同士の一騎打ち。長槍で間合いを取り、けん制、不意に槍を捨て飛びかかってくる武者、時代劇や映画と違い、取っ組み合いになる場面も多く、勝負は一瞬で決まります。

一騎打ちで勝利したのは上杉軍。陣営は喜びの声をあげました。


【the SOCIAL viewより】