学校襲撃で生徒ら約80人誘拐 カメルーン
西アフリカのカメルーンで5日、キリスト教系の学校が襲撃され、生徒ら約80人が誘拐される事件が発生した。
AP通信などによると、カメルーンの北西部・バメンダで5日、キリスト教系の学校が武装した男らに襲撃され、生徒少なくとも79人と校長を含む学校職員3人が誘拐された。
事件後、誘拐グループを名乗る男らはインターネット上に「英語圏の独立が達成されるまで生徒らは解放しない」などと述べていて、犯行の背景にはカメルーン北西部の分離独立を訴える勢力の存在が指摘されている。
カメルーンでは主流を占めるフランス語圏に対し、北西部などの一部勢力が英語圏の分離独立を要求。治安部隊との衝突が続いている。