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米中間選挙“米中貿易戦争”の影響は?

2018年11月6日 17:29

アメリカ・トランプ政権の今後を大きく左右する中間選挙は日本時間6日夜から投票が始まる。米中貿易戦争は今回の選挙結果に響いてきそうだろうか。ワシントンから星真理子記者が伝える。

大きな影響が出ないようトランプ大統領はすでに先手を打っている。トランプ政権は損失を受けた農家への緊急支援計画を打ち上げたほか、泥沼化する貿易戦争への不安の払しょくに努めている。最近は、貿易分野で「中国と合意できる」と繰り返し期待感を示している。

トランプ大統領「中国は取引したがっている。私もいいと思う」

また、先週、半年ぶりに中国の習近平国家主席と電話でトップ会談を行い、トランプ大統領の言葉を借りれば「非常にいい対話」ができたとアピールしている。

Q:いよいよ投票日を迎えたが、かなりの接戦となっているようだが

最大の焦点となっている下院については、ここにきて激戦の様相が強まっている。選挙前日、トランプ大統領は最後のお願いに3つも州をはしごし、5時間近くしゃべり倒した。「絶対に勝つ」という執念が見える。

トランプ大統領「我々は戦う。勝って勝って勝ちまくる」

上院は、共和党が多数派を維持する見通しだが、下院では、最新の予測でも民主党がややリードしているものの、大統領のテコ入れを受けた共和党が追い上げを見せていて、接戦区の数は38に増えている。

投票は、最も早い州で2時間後に始まり、日本時間7日午後に大勢が判明する見通し。