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南北、軍事境界線付近の敵対行為を中止

2018年11月1日 1:26

韓国と北朝鮮は、軍事的な緊張緩和を進めるため、11月1日から、軍事境界線付近などでの一切の敵対行為を中止する。

これは、9月の南北首脳会談に合わせて結ばれた合意に基づくもの。南北ともに、軍事境界線から5キロ以内での砲撃訓練を取りやめるほか、飛行禁止区域を設けるなど、11月1日から、境界線付近の陸海空すべてで敵対行為を中止する。

飛行禁止区域の設定については、アメリカが反対しているとの見方もあったが、韓国側は緊密に協力していると強調している。

韓国国防省によると、北朝鮮は、先週の軍事会談でこの敵対行為の中止を順守すると表明。実際に沿岸部では大砲の発射口をふさぐ動きが確認されたという。

今回の措置には、軍事的な緊張緩和を進めることで朝鮮戦争の終戦宣言に向けた環境をととのえる狙いもありそうだ。