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“国内で生まれた子供は米国籍”廃止を検討

2018年10月31日 8:33

アメリカのトランプ大統領は29日、親が外国人でも国内で生まれた子供にはアメリカ国籍が与えられるという、現行の制度の廃止を検討していると明らかにした。

アメリカでは親が外国人や不法移民でも国内で生まれた子供にはアメリカ国籍が付与される。これは、憲法で規定された、いわゆる「出生地主義」に基づく制度だが、トランプ大統領は、来月4日にHBOで放送される有力サイト「アクシオス」のインタビューの中で、この制度を廃止する大統領令を検討していると明らかにした。

トランプ大統領「入国した人が出産すると子供はアメリカの市民になり恩恵を受ける、こんなばかげた制度は終わらせるべき」

シンクタンクの最新の調査では、2014年は新生児の7パーセントにあたる27万5000人が不法移民の子供だった。

トランプ大統領は、中間選挙を前に、移民政策をめぐり強硬姿勢を強調した形だが、憲法に基づいた制度を大統領令で廃止できるのか、懐疑的な見方も出ている。