ブラジル大統領選、決選投票 極右が優位か
南米ブラジルで28日、大統領選挙の決選投票が行われている。「ブラジルのトランプ」と呼ばれる極右の候補が優位に立っているとみられている。
ブラジルの大統領選は、今月7日の1回目の投票で、過半数の票を得た候補がいなかったことから、元軍人で極右のボウソナロ氏と与党である左派政党のアダジ氏の上位2人による決選投票が行われることになった。
このうち、ボウソナロ氏は、ブラジルで広がる政治家の汚職の撲滅などを訴えて支持を集め、事前の世論調査では、アダジ氏をリードしてきた。
ただ、ボウソナロ氏は、女性などへの差別的な発言などから「ブラジルのトランプ」と呼ばれ、抗議集会が行われるなど、反発の声も高まっていた。
投票は、日本時間の29日午前7時に締め切られる。