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米・ユダヤ教礼拝所で銃乱射 11人死亡

2018年10月28日 6:40

アメリカ東部・ペンシルベニア州のユダヤ教の礼拝所で、27日、銃乱射事件があり、これまでに11人が死亡、6人がケガをした。容疑者の男は身柄を拘束されている。

事件があったのはペンシルベニア州ピッツバーグのユダヤ教の礼拝所で27日午前、男が銃を乱射した。FBI(=連邦捜査局)によると、この事件でこれまでに11人が死亡、警察官4人を含む6人がケガをした。

また、FBIはロバート・バウアーズ容疑者(46)の身柄を拘束し、単独の犯行だとの見方を発表した。バウアーズ容疑者は、発砲の際に「ユダヤ人は全員死ね」と言っていたという情報もあり、FBIはユダヤ教徒を狙ったいわゆるヘイトクライムの可能性が高いとみて調べている。

事件を受けて、トランプ大統領は演説で反ユダヤ主義者の犯行だと指摘し、厳しく非難した。

トランプ大統領「我々は声を1つにし反ユダヤ主義の歴史的な悪を非難する」

また、大統領は記者団に対し、宗教施設に武装した警備員を配置すべきと述べた上で、銃規制については今回の事件と「あまり関係ない」と述べ、慎重な考えを示した。