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台湾列車脱線“37年ぶり大事故”調査開始

2018年10月22日 17:02

台湾の北東部で起きた特急列車の脱線事故では、200人以上が死傷した。事故現場から最新情報を伝える。

現場は脱線した列車が折り重なって残されている状態。クレーン車が出動し、午前中には横倒しになっていた車両を起こしたりはしているが、本格的な撤去作業は進んでおらず、復旧にはまだ時間がかかる見通し。

現地では37年ぶりの大きな鉄道事故と報じられていて、台湾の捜査当局が現場での捜査に乗り出した。列車の運転士は重傷で病院で手当てを受けていたが、体調がやや回復したということで、捜査当局は、22日から聞き取りを始めている。

列車にはスピードオーバーを防ぐためのシステムが備えられているが、当時、時速約140キロで走行していたとも報じられている。運転士がこのシステムを正しく作動させていたのか、適正な速度でカーブに進入したのか注目されている。

列車を製造・販売したのは、JR東海の子会社「日本車両製造」で、私たちの取材に対し、台湾側から要請があれば現地入りして調べる準備をしていると話している。