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特急列車が脱線18人死亡 ケガ多数 台湾

2018年10月22日 0:41

台湾の北東部で21日夕方、特急列車が脱線する事故があり、18人が死亡、164人がケガをした。これまでのところ、日本人がケガをしたという情報は入っていない。

台湾の鉄道管理局などによると、事故があったのは、台湾・北東部の宜蘭県にある駅の近くで、日本時間21日午後6時前、台東行きの8両編成の特急列車が脱線し、少なくとも4両が横転した。

当時、列車には366人の乗客が乗っていたということだが、台湾メディアによると、このうち18人が死亡、164人がケガをしたという。これまでのところ、日本人がケガをしたという情報は入っていない。

事故原因について、まだ詳しいことは分かっていないが、台湾の鉄道管理局は、脱線した列車は、6年前に営業運転を開始し、去年、全体的なメンテナンスを受けたばかりだったと発表した。

一方で、台湾メディアは、同型の列車が別の場所で去年10月にも脱線事故を起こしていたと伝えている。

事故が起きた現場はカーブになっているが、列車の運転士が入院しているため、時速何キロで走行していたかなど不明な点が多く、今後、詳しい調査が行われる。