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菅内閣で官房長官 仙谷由人氏が死去72歳

2018年10月16日 15:53
菅内閣で官房長官 仙谷由人氏が死去72歳

民主党政権で官房長官を務めた仙谷由人氏が今月11日、東京都内で肺がんのため亡くなった。72歳だった。

仙谷氏は1946年生まれで、弁護士を経て、1990年に当時の社会党から衆議院議員に初当選し、当選6回。その後、民主党に移り、2009年に自民党から民主党への政権交代で発足した鳩山内閣で行政刷新担当相として初入閣した。2010年には菅内閣で官房長官に就任し、「陰の総理」と呼ばれた。

尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の船に衝突した事件では、対応が不適切として、参議院で仙谷氏に対する問責決議が可決された。その後、2012年の衆議院総選挙で落選し、2014年に政界を引退していた。

葬儀は既に近親者らで行われ、後日、お別れの会が開かれる予定だという。