これまでなかった新しい形のデイサービスが注目されている。それは「ショッピングモールを利用したリハビリ」だ。その様子を取材した。

イオンタウン姫路に併設するデイサービスの利用者たちが、ショッピングモールでリハビリしている。店内を歩く歩行訓練だけでなく、店の中に入ることもある。たこ焼き器が気になる方や、３９０円の洗える着物に興味津々の方もいる。こうして、さまざまな商品を知ることが脳への刺激になるという。

ほかにも、朝は地域の高齢者が集まって健康体操を行っている。利用者の健康づくりを担うのは、介護保険事業所“ポポ・ケセラセラ”だ。

男性が行っているのは、腕の筋力トレーニングだ。ポポ・ケセラセラでは、体の機能回復に力を入れており、利用者は本格的なトレーニングマシンを使う。

昼はデイサービスだが介護保険を使わなくても健康づくりができるように、夜や休日は５００円フィットネスを開催している。イオンを訪れるすべての人の健康づくりができる場にしたいと考えているという。

通所介護ポポ・ケセラセラの齋籐清昭社長「人が集まる場所でデイサービスをやるのが、ご利用者のためにもなるし、ここを元気になる拠点として長く地域で暮らしていただきたいなと」

【ｔｈｅ　ＳＯＣＩＡＬ　ｌｉｆｅより】