アメリカのトランプ大統領は１３日、トルコで釈放されたアメリカ人牧師と面会し、対立していたトルコとの関係改善に向けた「大きな一歩になる」との認識を示した。

アメリカ人牧師は２０１６年に起きたトルコのクーデター未遂に関わったとして、現地で２年にわたり拘束され、１２日に釈放された。トランプ大統領は１３日、帰国したばかりの牧師とホワイトハウスで面会し、対立していたトルコとの関係改善に期待感を示した。

トランプ大統領「アメリカとトルコの関係で大きな一歩となる。過去数か月間、我々は非常に厳しい関係だった」

また、トランプ大統領はトルコのエルドアン大統領に感謝の意を示したが、「取引はしていない」と強調。経済制裁を解除するかについては触れなかった。

一方、ロイター通信によると、エルドアン大統領は牧師の釈放について、ツイッターで「トルコの司法機関が独自に判断したものだ」とした上で、「トルコとアメリカが同盟国として協力し、ともにテロとの戦いを続けていくことを望む」と投稿した。