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露朝国交70年 両国首脳が関係強化を強調

2018年10月12日 19:52

北朝鮮の金正恩委員長とロシアのプーチン大統領が、両国の国交樹立から70年となった12日に合わせて祝電を交わし、両国の関係強化を強調した。

12日付の朝鮮労働党の機関紙・労働新聞は、北朝鮮とロシアの国交樹立70年に合わせ、金委員長とプーチン大統領が交わした祝電を1面で伝えた。

祝電の中で金委員長は「70年の歴史ある友好関係は、新たな時代の要求にあわせて発展すると確信している」と強調した。これに対し、プーチン大統領は、「韓国との3者による計画を含むすべての互恵関係がさらに強化されると確信する」と応じた。

ガスパイプラインなどをロシアから北朝鮮を経由し、韓国まで延伸させる構想を念頭に、北朝鮮との経済協力に意欲を示した形。

アメリカとの非核化交渉をめぐり、朝鮮戦争の終戦宣言などを求める北朝鮮は、後ろ盾の中国に加え、ロシアとも関係強化を進めていて、金委員長の初のロシア訪問がいつになるのか注目されている。