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韓国艦船の旗巡り政府が抗議「極めて残念」

2018年10月12日 21:11

韓国で行われた国際観艦式で、主催した韓国の艦船が、豊臣秀吉と戦った韓国の将軍の旗を掲げたことに対し、日本政府は韓国政府に抗議した。

この問題は11日、韓国の済州島沖で行われた国際観艦式で、主催した韓国が艦船に、豊臣秀吉と戦った李舜臣将軍が使っていた旗と同じデザインの旗を掲げたもの。

主催している韓国は、参加国に対し、自国と韓国の国旗のみを掲げるよう通告していたが、自らがこれに反する対応をとった形で、日本政府は12日、韓国政府に外交ルートを通じ、「極めて残念だ」と抗議した。

NNNの取材に対して韓国海軍は今回の「通告」は外国艦船だけが対象だったと回答したが、もともと旧日本軍の「旭日旗」と同じデザインの、自衛隊の艦旗を掲げさせたくない、という韓国の国民感情に対する配慮があったものとみられる。日本は「自衛隊の艦旗の掲揚は法令で義務づけられている」と主張して、自衛艦の派遣を見送っていた。