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文在寅大統領 海自の派遣見送りに触れず

2018年10月11日 20:02

日本の海上自衛隊が旧日本軍の旭日旗と同じデザインの自衛艦旗を掲げないよう韓国から求められ、艦船の派遣を見送った問題で、11日、海上パレードが行われたが、文在寅大統領は演説でこの件には触れなかった。

韓国・済州島沖で行われた国際観艦式の海上パレードには、アメリカの原子力空母「ロナルド・レーガン」など、11か国から39隻の艦船が参加した。パレードには、海上自衛隊も当初、艦船を派遣する予定だったが、韓国側が国民感情への配慮などを理由に旧日本軍の「旭日旗」と同じデザインの自衛艦旗を掲げないよう求めてきたことから、派遣を見送った。

こうした中、パレードで演説した文大統領は「旭日旗」や自衛隊の不参加には触れなかった。

今回の問題をめぐっては、韓国海軍が自衛隊との関係悪化は望んでいないとの立場を明らかにしていて、文大統領としても、日韓関係の悪化につながるのは避けたい考えがありそうだ。