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河口湖で異変…巨大ウナギが大量死 原因は

2018年10月11日 20:23
河口湖で異変…巨大ウナギが大量死 原因は

富士山をのぞむ絶景でも知られる、山梨県の河口湖。観光客に人気のスポット。その河口湖では、ウナギ釣りも楽しめるというが、今ある異変が起こっている。

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今の時期、脂がたっぷりとのって、おいしさを増すというウナギ。しかし、河口湖では“謎の現象”が起きていた。

11日、漁協の男性が湖の中で発見したのは…網から飛び出すほど巨大なウナギの死骸。さらに湖には9日、いくつもの巨大なウナギの死骸が浮かんでいた。その数、20匹以上。巨大ウナギの大量死。一体、何が起きたのだろうか。

漁協では、ウナギ釣りを一般の人にも楽しんでもらうため、毎年6月、約1000匹の小さなウナギを放流している。ただ、今回のような大量死は初めてだという。

最初に死骸が見つかったのは、台風24号が過ぎ去ったあとの、今月6日のこと。増水が収まってきた頃だったという。

10日までに回収されたウナギは約130匹。そのうち8匹は、山梨県の水産技術センターに調査を依頼したが、腐敗が進んでいたため、死因はいまだ不明のまま。

ただ他の魚の死骸がないことなどから、水質汚染や病気などは考えづらいという。また死骸がどれも同じような巨大なサイズのため、誰かが処分に困り、投棄した可能性もあると指摘している。