岐阜県で「秋の高山祭」が９日から始まり、多くの観光客でにぎわっている。

小雨が降った９日朝の高山市内だが、祭りが始まる頃には雨もやみ、１年ぶりに重要有形民俗文化財の屋台が蔵からひき出された。屋台は車輪の音を響かせ、街を回った後、桜山八幡宮の表参道にひきそろえられた。訪れた人たちは屋台に刻まれた豪華絢爛（けんらん）な飛騨の匠（たくみ）の技をカメラに収めていた。

９日は布袋台の「からくり奉納」や宵祭も行われる予定。高山市では、祭りが行われる２日間で約２０万人の人出を予想している。