アメリカの北朝鮮研究機関は５日、北朝鮮が先月、廃棄に言及した寧辺にある核施設について、「大きな変化はなく最小限の活動が続いている」とする衛星写真を公開した。

寧辺の核施設をめぐっては金委員長が先月、韓国と合意した「平壌共同宣言」で「アメリカの相応の措置」を条件としながらも廃棄を表明している。

アメリカの研究機関「３８ノース」は５日、寧辺の核施設の衛星写真から、黒鉛減速炉の脇を流れる川では二次冷却システムの改良に関連するとみられる工事が続いているほか、原子炉周辺で車の小規模な移動が見られると指摘。

その一方で、原子炉が稼働している兆候は見られず、「先月の南北首脳会談以降、大きな変化はなく最小限の活動が続いている」と分析している。