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米司法省“サイバー攻撃”で露軍7人を起訴

2018年10月5日 7:32

アメリカの司法省は4日、WADA(=世界反ドーピング機構)など世界やアメリカの団体に広くサイバー攻撃をしかけたなどとして、ロシア軍の情報機関の7人を起訴したと発表した。

司法省によると、起訴されたのはロシア軍の情報機関GRUの情報部員7人。2014年から今年にかけWADAやOPCW(=化学兵器禁止機関)、さらに、アメリカの原発会社などにサイバー攻撃などをしかけたという。

司法省は、「ロシアは戦略的利益に基づき高度なハッキングを行った」と非難している。

一方、オランダ政府も4日、OPCWにサイバー攻撃を試みたロシアのスパイ4人を国外追放したと発表した。4人は4月、OPCW本部の近くに止めた車からシステムに侵入しようとしたということで、オランダ政府は4人や車に積まれた機材などの写真を公開している。

ロシア外務省は4日、声明を出し、オランダ政府の発表について「ウソ」だと主張した上で、「ロシアに対する新たなプロパガンダ攻撃だ」と反発している。