「やってみたい」かなえるアフタースクール
学校が終わった後の放課後、子どもたちのために「アフタースクール」という学びの場をつくっているNPO法人がある。どんなことを学べるのだろうか。
放課後の小学校で子どもたちのやってみたいをかなえる放課後アフタースクールがある。本格的な茶道に、パソコンを使ったロボットのプログラミング、声楽の個人レッスン。放課後に子どもたちを預かる学童保育に加えて、さまざまな体験プログラムを提供するのが放課後アフタースクールだ。
茶道を教えるのは、いつもは学校の守衛をしている市民先生だ。声楽の先生は息子がこの学校に通っていたという市民先生。他にも、英語の先生も書道の先生も学校がある地域に暮らす市民先生だ。市民と子どもたちをつなげることで、社会全体で子どもを育てていきたいという狙いがある。
プロが教える講座もある。ロボットプログラミングの先生はロボット教育専門のプロだ。体験していたのは4年生で、学校では教わっていない内容だが、どの子も簡単なプログラミングをマスターしていた。
チアダンスのクラスも、子どもたちを対象にチアを教えるプロ講師だ。本格的な指導でチアにのめり込む子もおり、厳しい指導にもついていく。
子どもたちに放課後の居場所をつくりたいとスタートした放課後アフタースクール。2005年に活動を開始し、現在は関東で18校が導入している。プログラムの内容、費用は学校によって違う。地域性をいかしたプログラムもあり、海が近い学校ではカヌーなど夏休みの特別プログラムもある。
湘南学園小学校アフタースクール・川和ななみさん「子どもたちが本当に好きをみつけて、自分はこの道に進んでいきたいって指針になるようなものが見つかればいいなと思います」
【the SOCIAL viewより】