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インドネシア地震発生から6日目 被害拡大

2018年10月3日 12:50

インドネシアのスラウェシ島で起きた地震と津波から、3日で6日目となる。死者は1300人を超え、被害は、なお、拡大の一途をたどっている。

地震と津波で大きな被害を受けたスラウェシ島中部のパルにあるショッピングモールは、地震で激しく壊れてしまっている。地震が起きた時間帯は、夕方の買い物客で混みあう時間帯だったこともあり、多くの人が壊れた建物の下敷きになった。

先月28日に起きたマグニチュード7.5の地震と6メートルを超える津波で、インドネシア政府によると、これまでに1300人以上が死亡し、今も113人が行方不明になっている。

現地では余震が続いていて、新たな大きな地震と津波を恐れて6万人以上の人が野外で寝泊まりしている。また、水や食料、燃料など、物資不足は深刻さを増している。ガソリンスタンドには人々が殺到していた。

地元住民「自分の順番が来ても(ガソリンが)買えないかもしれない」

相次いだ略奪行為については、軍や警察が増員され、現在は収まっているが、2日は支援物資の運送などに限定して使われている空港に、被災地から脱出しようとする人々が殺到するなど、混乱が続いている。