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死者1200人超 スラウェシ島は一面瓦礫

2018年10月2日 20:02

インドネシアのスラウェシ島で起きた大地震と津波で、死者が1200人を超えた。大きな被害を受けたスラウェシ島中部のドンガラでは多くの建物が激しく壊れ、辺りは一面が瓦礫(がれき)に覆われているなど、地震と津波の威力の大きさを物語っている。

マグニチュード7.5の地震が発生し、最大で高さ6メートルの津波が襲い、これまでに1200人以上の死亡が確認された。現地では多くの人々が新たな地震と津波を恐れて外で寝泊まりをしているが、「津波が来る」とのうわさが流れ、その恐怖から人々が逃げ惑う混乱も起きていた。

また、ガソリンスタンドでは数百メートルを超える車列ができるなど食料や物資の不足が深刻化していて、人々からは政府の対応への不満の声も多く聞かれている。