インドネシアのスラウェシ島で起きた大地震と津波で１２００人以上の死亡が確認された。被災地では食料など、物資不足が深刻化している。

インドネシア政府によると、先月２８日にスラウェシ島で起きた大地震と津波で、これまでに１２４９人の死亡が確認された。４万８０００人以上が避難生活をしているが、食料など物資が届かない状況が続いている。現地では救助活動が続けられているが、今も、確認できているだけで１５０人以上ががれきの下敷きになっているという。

一方、防災当局は津波警報システムの観測機器が数年前から壊れたままで、津波を感知できていなかったと明らかにした。予算不足のためとしているが、地元メディアは長期間放置していたことを批判している。