台風２４号が過ぎ去って１日以上たったが、まだ各地で停電が続いている。どうしてなんだろうか？経済部の鯵坂圭司デスクに聞く。

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今回の停電は先月起きた北海道の地震のように発電所が機能しなくなったわけではない。今回は家庭などに電気を送る電線に物が飛んできたり、倒れた木が接触するなど被害が重なったことで大規模な停電となった。

Ｑ：特に静岡県で停電被害が多いのはどうしてだろうか？

それは台風の進路が関係している。進路の東側だった静岡では、特に強い風が吹いた。このため断線や漏電が同時多発的に発生して大規模な停電につながったのではないかと中部電力では分析している。

Ｑ：いつ停電が解消されるのか？

首都圏のエリアではおおむね２日中に、そして静岡では４日までに解消したいとしている。静岡で時間がかかっている理由だが、各家庭に電気を送る際にグループ分けをしているのだが、今回は、その半数に異常があったという。たとえどこか一部の地域で電気を通しても切れて垂れ下がった電線で感電するおそれもあるため、すぐに電気を通せない事情がある。これが停電が長引いている理由だ。