囲碁の打ち方を見ればビジネスのクセわかる
世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「囲碁をうつ人 減少 打開策は?」。人事コンサルタントで囲碁インストラクターでもある長井多葉紗氏に話を聞いた。
日本生産性本部の「レジャー白書」によると、「1年に1回でも囲碁をうった」と答えた人は1982年の時点では約1130万人だったのに対し、去年は約190万人にまで減少した。
ネット上ではこんな意見が見られた。
「そもそも全く興味がない」
「日本が大事にすべき至高のゲーム」
「考える力を鍛えるツールとして良い」
――長井さん、囲碁インストラクターとして、この状況をどう打開しようと思われますか?
「囲碁のクセはビジネスのクセ」です。
私は人事と囲碁のインストラクターという経験を生かして、いまビジネス力を上げるために、囲碁を使った人事研修を行っております。
例えば、先日、牛丼チェーンの吉野家さんの通販事業部で囲碁研修をやらせていただきました。その内容というのが囲碁で自分のビジネスのクセを知ろうというものです。
――具体的にどんな人がどういううち方をするとかあるのですか。
囲碁で脇が甘いうち方をする人がいたのですが、そういう人はやはりビジネスでも脇が甘いところがあると周りの人が言っていました。
囲碁で攻めが得意な人は、ビジネスでも「攻め、攻め」で割と守りが甘かったりと、ビジネスのクセと囲碁のクセはリンクしているなというのがわかります。
――どうして吉野家さんで囲碁研修をやってみようということになったのでしょう。
吉野家さんは色々なことに貪欲で、新しいことをやろうという会社さんです。ちょっとご縁がありまして、囲碁でビジネスのクセがわかるんですよという話をしたら、取り入れていただきました。
――すぐにできるようなものなのですか?1人でやるものなのでしょうか。
1対1というよりは、私1人対みなさん10人などでやりますので簡単に覚えられるんじゃないかなと思います。
――マーケットの中でこれは生きてきそうですか。
そうですね。ほかの会社さんからもビジネス囲碁研修をしたいとうかがっているので今後、浸透していけばいいなと思います。
【the SOCIAL opinionsより】