台風２４号は、強い勢力を維持したまま、東海地方を進んでいる。関東地方を中心に、明け方まで猛烈な風が吹き荒れる見通しで、気象庁は外出しないよう呼びかけている。

気象庁によると、台風２４号は、強い勢力を維持したまま東海地方を進んでいて、今後さらにスピードを上げるため、進路の右側にあたる地域を中心に、急激に雨風が強まる恐れがある。

台風の影響で、静岡県御前崎市で、３０日午後１１時前に４６．８メートル、愛知の中部国際空港では、午後９時半すぎに３９．６メートル、東京・八王子でも、午後１１時すぎに３４．２メートルの最大瞬間風速を観測している。

気象庁は、あまり暴風に慣れていない首都圏でも、これから明け方にかけて、トラックが横転し、街路樹が倒れるほどの猛烈な風が吹く恐れがあるとして、危険なため外出しないよう呼びかけている。

また、東海地方に加え、関東地方では秩父や多摩、神奈川県西部の山沿いを中心に、１時間に８０ミリを超える猛烈な雨が降る恐れがあり、気象庁は、土砂災害や、中小河川の氾濫にも、厳重に警戒するよう呼びかけている。