告発に「政治的攻撃だ」カバノー氏強く反論
アメリカ・トランプ大統領が最高裁判事に指名したカバノー氏をめぐり、性的な暴力を受けたと告発した女性が27日、議会で「レイプされそうになった」と詳細を証言した。
アメリカ最高裁判事候補のカバノー氏をめぐっては複数の女性が性的な暴力を受けたと訴えている。27日、議会には高校時代の被害を告発したフォード教授が出席し、声を震わせながら当時の状況を語った。
フォード教授「私はベッドに押し倒され、カバノー氏が上に乗った。彼は私の体をまさぐり服を脱がそうとした。レイプされると思い、助けを求め叫ぶと口を塞がれた」
人違いの可能性がないか問われるとフォード教授は、「100パーセント」確信があると強調。一方、その後証言に立ったカバノー氏は「無実だ」と否定し、怒りをあらわにした。
最高裁判事候補・カバノー氏「こうした動きはすべて(民主党が)もくろんだ政治的攻撃だ」
終了後、トランプ大統領はツイッターで「カバノー氏の証言は力強く、正直だった」と絶賛。上院に、早く承認採決をするよう強く求めた。