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福島第一原発 処理水をもう一度除去装置へ

2018年9月28日 19:51

福島第一原発で、放射性物質の除去装置を通した後の処理水にトリチウム以外にも複数の放射性物質が残っていた問題で、東京電力は、この処理水をもう一度除去装置にかける方針を新たに示した。

福島第一原発で、タンクに溜まり続けている放射性物質の除去装置を通した後の放射性のトリチウムを含む処理水について東京電力は28日、トリチウム以外にどのような放射性物質がどの程度残っているのかを示す新たなデータを公表した。

複数の放射性物質が残っていて、このうちヨウ素129やルテニウム106といった放射性物質は基準値を超えているという。東電は、処理水についてのこれまでの説明が不十分だったと謝罪した上で、処理水を海などへ放出することになった場合は、もう一度放射性物質の除去装置を通し基準値以下に下げる方針を新たに示した。