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米韓演習中止は“有事の準備態勢を低下”

2018年9月26日 13:14

北朝鮮との交渉が進む中、在韓米軍の次期司令官に指名されたエイブラムス氏が25日、アメリカ議会で証言し、米韓合同軍事演習の中止が有事の際の「準備態勢を低下させている」との考えを示した。

次期在韓米軍司令官に指名・エイブラムス陸軍大将「(演習中止で)米韓連合軍の準備態勢は確実に低下した。演習は、継続性と相互運用性のために重要なものだ」

在韓米軍の次期司令官候補のエイブラムス氏は、議会でこのように述べ、米韓合同軍事演習の重要性を強調する一方、北朝鮮との交渉を進めるためには外交上、必要なリスクだったとの認識を示した。

また、北朝鮮との対話が続く現在でも「北朝鮮の脅威はいまだに残っている」と指摘。在韓米軍の撤退については「戦術上の重大なリスクを生む」と慎重な姿勢を示した。

指名が承認されれば、エイブラムス氏は国連軍司令官も兼務することになる。