日産 新たにブレーキペダルなど不正発覚
日産自動車は、燃費や排ガスデータの改ざん以外にも新たな不正が発覚したことを明らかにした。
日産の西川廣人社長は燃費や排ガスデータ改ざんの調査結果を国土交通省に報告し、陳謝した。
西川社長は「全社をあげて再発防止に取り組んでいる中で、こういう事案が発見されたということについて、大変遺憾でありますし、ゆゆしき問題だと思っております」と述べた。
日産では7月に燃費や排ガスデータの改ざんが発覚したことを公表していて、これについて調査したところ、今回、新たにブレーキ関連の警告灯の検査を行っていなかったり、ブレーキペダルに関する測定値を書き換えていたなど、新たに多くの不正が発覚したもの。ただ、日産は、不正が発覚した車両のいずれも、保安基準や検査規格に適合していることを確認したとしている。
日産は、会社全体で完成車検査の重大性の認識が薄かった、としていて、西川社長は「根っこには、現場のモラルと、そこを管理する側の態勢や能力、仕組み(の問題)がある」と述べ、再発防止を徹底していく意向を示した。