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2回目の米朝首脳会談“そう遠くない将来”

2018年9月25日 6:21

アメリカのトランプ大統領は24日、北朝鮮の金正恩委員長との2回目の首脳会談について「そう遠くない時期に行われる」と述べた上で、シンガポール以外で開催される可能性が高いとの見通しを明らかにした。

トランプ大統領の発言は、米韓首脳会談の場で飛び出した。北朝鮮の非核化に向けた道筋がいまだ見えない中、2回目の米朝首脳会談に向けた機運が高まっている。

トランプ大統領「我々は金委員長との2回目の会談をそう遠くない将来行う。(開催は)近いうちに発表される。多くの進展がなされている。金委員長から取引に応じたいという情熱を感じる。それはすばらしい」

さらに、トランプ大統領は開催地はまだ決まっていないものの、1回目の「シンガポールとは違う場所になる可能性が高い」との見通しにまで踏み込んだ。

これに対し、韓国の文在寅大統領は先の南北首脳会談で金委員長から非核化を速やかに実現したい、との発言があったと伝えた。

文在寅大統領「(金委員長は)トランプ大統領と早期に会って共に非核化を速やかに実現したい、との希望を明らかにした。米朝首脳会談の早期開催と成功を祈願する」

会談の詳しい中身はまだ入ってきていないが、文大統領は金委員長からのメッセージを伝えているとみられる。また、「朝鮮戦争の終戦宣言」を年内に出すことを打診しているとみられる。

政権内に慎重論もある中、トランプ大統領がこれにどう応じるかが焦点。