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伊方原発3号機 広島高裁が再稼働容認決定

2018年9月25日 15:35
伊方原発3号機 広島高裁が再稼働容認決定

愛媛県の伊方原子力発電所3号機の運転停止を命じた仮処分を不服として、四国電力が異議を申し立てた裁判で、広島高等裁判所は四国電力の異議申し立てを認めた。これで、伊方原発3号機の運転が可能となる。

25日午後、広島高裁は四国電力の異議申し立てを認め、伊方原発3号機の再稼働を容認する決定を下した。

伊方原発3号機をめぐっては去年12月、広島高裁が阿蘇山の巨大噴火の危険性を認め、今月30日までの期限付きで、運転の停止を求める仮処分を出していた。

これに対して四国電力は「運転期間中、阿蘇で大規模な噴火が起きる可能性は低い。火砕流が原発敷地内まで到達したこともない」と主張。仮処分の取り消しを求めていた。

一方、原告側は「火山の噴火は予測できない」として争っていた。

25日の決定で、伊方原発3号機は法的には運転可能となる。