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北朝鮮問題めぐり NYで日米首脳が夕食会

2018年9月24日 11:12

国連総会に出席するためアメリカを訪問している安倍首相は、アメリカのトランプ大統領との夕食会に臨んだ。

夕食会はトランプタワーで予定をこえて1時間20分ほど行われた。当初はトランプ大統領が安倍首相をゴルフに誘っていたのだが調整がつかずに見送られ夕食会となった。

この日は北朝鮮問題が主な議題となったとみられる。北朝鮮がアメリカとの協議を前進させたいと傾く中、日本としては北朝鮮が完全な非核化に向け具体的な行動を起こさない限り応じるべきではないとの認識を共有したい考え。

安倍首相「北朝鮮をめぐる問題について認識共有し、方向性について一致させたい」

これに対してトランプ大統領は、貿易問題で早くも安倍首相をけん制している。夕食会の直前、ツイッターで「我々は日本を助けるために多くのことをしてきた。もっとお互いが得をする関係を実現したい」と指摘した。

両首脳は26日には日米首脳会談に臨み貿易問題の詰めの協議を行う予定。日本の狙いはトランプ政権が検討している自動車関税を日本に適用しないと言質をとること。そのため、アメリカが望む日米の「2国間貿易交渉」に入る姿勢を提案するとみられる。

外務省関係者は「国益がぶつかる貿易問題で、安倍首相がアメリカの譲歩を引き出せなければ蜜月関係の意味がない」と話すなど交渉の成果が問われる。