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背中に棒が刺さったウミネコ 原因は…宮城

2018年9月24日 19:27
背中に棒が刺さったウミネコ 原因は…宮城

宮城県名取市の沿岸で23日、ケガをしている鳥がいると通報があった。発見されたのは背中に棒が刺さったウミネコ。なぜこのような状態になったのか原因はわかっていない。

ウミネコの背中に棒が刺さっている。棒には節のようなものも見える。このウミネコが見つかったのは宮城県名取市沿岸にある「ゆりあげ港朝市」の周辺。23日、「ケガをしているウミネコがいるので確認してほしい」と朝市の関係者が110番通報した。

ウミネコを見た人「取ってあげられないのかなと思う。でも逃げちゃうね、きっと、僕らなんかがやったらね」

24日午前中は他のウミネコと一緒に周辺を飛び回り、取材中、特に苦しそうな様子は見られなかった。警察は、刺さっている棒は木や竹のようなもので、人工的なものではないため事件性は低く、自然に刺さった可能性もあるとして様子を見守っているが…。

全国の森や海で長年、鳥を観察してきた日本野鳥の会にウミネコの様子を見てもらうと――

日本野鳥の会 宮城県支部・竹丸勝朗支部長「まず見たことない。自然界ではまずありえないと思う。角度が直角に近い角度で刺さるということがまずないだろう」

自然に刺さったのか、それとも、何者かが刺したのか…。いずれにしても刺さった棒を取ってあげたくなるが、法律上、一般の人が野鳥を捕まえて保護することはできない。