水害時の一時避難場所にビル活用へ 足立区
西日本豪雨を教訓に、水害が起きたときの避難場所としてビルを活用する取り組みが、東京・足立区で始まった。
西日本豪雨で被害があった岡山県の倉敷市真備町では、病院の屋根の上など高い場所に避難することで、救助された住民もいた。
これを教訓に、東京・足立区の綾瀬警察署は、大規模な水害が発生した際に、住民が高いビルなどに一時的に避難できるようにする取り組みを始めた。主に5階建て以上のビルに協力を呼びかけたところ、151棟から住民の避難への賛同が得られ、19日、依頼書が交付された。
綾瀬署の管内では約7割の地域が海抜1メートル未満で、荒川などが氾濫した場合甚大な被害が想定されている。