アメリカのトランプ大統領が連邦最高裁判所判事に指名したカバノー氏をめぐり、女性に性的な暴力を加えた疑いが浮上し、議会での承認採決が先送りされる事態となっている。

最高裁の判事候補・カバノー氏をめぐっては、有力紙が、高校時代のカバノー氏に口をふさがれ、無理やり服を脱がされそうになったとする女性の証言を実名で報道。１７日、被害を主張する女性側と完全否定するカバノー氏がいずれも議会で証言する意向を示したことから、議会は２４日に公聴会を開き、２人から事情を聞くことを決定した。これにより、２０日に予定されていたカバノー氏の議会・委員会での承認採決は先送りされることになった。

トランプ大統領「（Ｑ．指名撤回は？）ばかばかしい質問だ」

トランプ大統領は１７日、人選を変更する考えはないと強調。多少の遅れが出ても、このまま保守派であるカバノー氏の承認を実現することで、中間選挙の成果にしたい考え。