アメリカの東海岸に上陸した大型ハリケーンの「フローレンス」は熱帯低気圧に変わった。ただ、暴風雨と高潮は続いていて、少なくとも５人が死亡した。

南部ノースカロライナ州に上陸したハリケーン「フローレンス」は１４日夕方に熱帯低気圧に変わったが、最大風速は３０メートルで暴風雨と高潮による被害が続いている。

地元メディアによると倒れた木が民家を直撃し、母親と乳児が死亡するなどこれまでに、少なくとも５人が死亡した。

冠水した町では取り残された住民らの救助活動が続いている他、７９万戸以上が停電している。

気象当局は場所によっては１０００ミリを超える雨が降り３メートルを超える高潮が起きる恐れがあるとして警戒を続けるよう呼びかけている。ホワイトハウスによると、トランプ大統領は来週、被災地を訪問する予定だという。