×

総裁選・初の地方演説会 憲法改正で論戦

2018年9月15日 17:38
総裁選・初の地方演説会 憲法改正で論戦

自民党の総裁選挙で15日、初めての地方演説会が行われた。この中で、憲法改正について、安倍首相が9条に自衛隊明記が必要だと改めて訴えたのに対し、石破元幹事長は「問題の解決にならない」と反論した。

安倍首相「憲法にしっかりと日本の平和と独立を守る自衛隊を明記して、私たちの責任を果たしていこうではありませんか」

石破元幹事長「自衛隊を憲法に書いたら、全て解決するんですか。必要最小限度だから戦力ではない。そういってわかる人が誰かいますか」

また、相次ぐ災害への対応について、安倍首相が、災害に強いインフラの整備を「今後3年間で集中的に行う」との考えを示したのに対し、石破氏は「防災専門の役所は絶対に必要だ」として「防災省」の設置を訴えた。

また、石破氏は、先の通常国会で厚生労働省が裁量労働制に関するずさんなデータを示したことをふまえて「資料はきちんと出し、全て公開すべきだ」と、透明性の確保を求めた。

一方、安倍首相は、森友学園の問題などをふまえ「改めるべき点は改めながら、謙虚に丁寧に国政運営にあたっていきたい」と強調した。